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DHL、新型コロナウイルスワクチンの国際輸送を開始

プレスリリース: Bonn、2020年12月16日

  • ワクチンの初出荷分を搭載したフライトがイスラエルに到着しました。
  • イスラエルを皮切りに、2020年からこの先にかけて様々な国へ更なるフライトが計画されています。
  • 220の国と地域に広がるロジスティクスネットワークと、9,000名ものスペシャリストが準備にあたっています。

グローバルロジスティクスのリーディングカンパニーであるDHLは、新型コロナウイルスワクチンの国際輸送を開始しました。いち早く市民への提供を目指すイスラエル政府が、DHLエクスプレスとDHLグローバルフォワーディングにより運航されたフライトから、ワクチンの初出荷分を受け取りました。ワクチンを積んだDHLの最初のフライトは、先週の水曜日の朝にテルアビブのベン・グリオン空港に到着し、ネタニヤフ首相が貨物を受け取りました。国際航空貨物のスペシャリストとしてドイツポストDHLグループの一翼を担うDHLグローバルフォワーディングも、更なるワクチンの追加のための専用チャーター機を手配し、現地時刻12月10日午後3時に到着しました。今後も更なるフライトが到着する予定です。

「何か月もの長期にわたる準備を終え、このワクチン輸送というミッションのスタートを切ることができました。私たちのロジスティクスに関する知識と能力が世界中にワクチンをお届けすることに役立てることができ、とても嬉しく思います。」と、DHLエクスプレスのGlobal Network Operations and Aviation のトラビス・コブ氏は述べています。。「現在の危機は、社会が人々の健康を保つために必要な個人防護具や検査キットなどを確保するために、いかに国際ロジスティクスネットワークが欠かすことができないかを見せつけました。 今、私たちは新型コロナウイルスに立ち向かうための次のステップに踏み出しました。220もの国と地域にグローバルなネットワークをバックボーンにする私たちのチームは、準備ができています。― いつでも、どこへでも配達する準備が。」

DHLグローバルフォワーディングのGlobal Airfreight、トーマスマックは、次のように述べています。「新型コロナウイルスワクチンの開発進展は、一筋の光であり、この一筋の光を世界の人々にお届けする役割を務めることを誇りに思います。ライフサイエンス・ヘルスケア産業にまで広がる幅広いロジスティクス知識と私たち従業員のパッションとコミットメントで、このコロナ蔓延の歴史に重要な役割を果たしたいと思います。それこそがまさに、ドイツポストDHLの目的―“Connecting People and Improving Lives “なのです。」

イスラエルへの初便に加え、DHLでは世界各地のハブへワクチンを積んだフライトの準備に着手しています。

製薬、医療装置、治験や検査機関、販売者、そして病院や医療従事者がデジタルを通じたバリューチェーンで、治験から診療現場までの各ステップでそれぞれ相互に繋がるために、9,000名を超えるスペシャリストが、DHL専用のグローバルネットワークに従事しています。

150名を超える薬剤師、20を超える治験デポー、100を超える認証拠点、160を超えるGDP認証倉庫、15を超えるGMP認証サイト、135を超えるメディカルエクスプレスサイト、そして220の国と地域をカバーするDHLエクスプレスのネットワークが、ヘルスケア産業を支えるDHLのポートフォリオです。

地球規模のロジスティクスプロバイダーに課せられるのは、ワクチン100億回分を超える前例のない規模のメディカルサプライチェーンを、30億人近くの人々が住むロジスティクスが未発展の地域も含め、いち早く確立させることです。これには、20万ものパレットと1,500万もの低温保冷ボックス、同様に1万5千便ものフライトが必要とされます。

260以上の専用機を有し、数多くのパートナーエアラインと220以上の国と地域に広がるハブとゲートウェーのネットワークをもつDHLは、新型コロナウイルスワクチンのワールドワイドな供給のための最適な選択肢となることができます。

これまで5~20年という時間軸で開発されていたワクチンが、新型コロナウイルスワクチンにおいては、1年以内に加速されたことも前例がありません。新型コロナウイルスワクチンの開発が、1年以内に加速されたことも前例がありません。ワクチンの効果を確実にするためには、輸送途上や保管において、厳しい温度要求(-80度以下)課せられることになるとみられています。