DHLサプライチェーン、北海道に千歳ロジスティクスセンターを新設へ
プレスリリース: 東京、2025年8月21日
日本の半導体産業の成長と地域経済の活性化を物流面から支援
DHLサプライチェーン株式会社(本社:東京都品川区/代表取締役社長:ジェローム・ジレ)は、北海道千歳市において、半導体関連産業向けの新たなロジスティクスセンターの建設に着手します。これに先立ち、2025年8月19日に建設予定地にて起工式を執り行いました。
本プロジェクトは、日本政府が推進する半導体産業の国内強化および地域経済の活性化に呼応するものであり、北海道におけるロジスティクス機能の拡充を通じて、サプライチェーンの安定性と柔軟性を高め、半導体産業を物流面から支えることを目的としています。また、DHLサプライチェーンが掲げる「2030年までに事業規模を倍増させる」というグローバル成長計画においても、戦略的な役割を担うものと位置づけられています。
本センターは、国内外からの投資が加速する千歳の次世代半導体産業集積地に隣接し、製造装置メーカーや材料サプライヤーなどの顧客に対し、在庫保管、構内物流、エンジニアリングパーツのオンデマンドデリバリーサービスなどの高度かつ高付加価値なロジスティクスサービスを提供する予定です。新千歳空港ICのすぐそばに位置する戦略的なロケーションであり、新千歳空港から車で約6分、最先端の半導体研究開発・製造拠点からも車で約20分と、国内外へのアクセスにも優れています。
この立地を活かし、北海道内外を結ぶ輸送ハブとしての機能も担うことで、半導体関連のサプライチェーンのスピードと柔軟性を高めてまいります。
DHLサプライチェーン代表取締役社長、日本・韓国クラスターCEOであるジェローム・ジレは次のように述べています。「千歳ロジスティクスセンターが、北海道における半導体エコシステムの発展と地域経済の活性化に貢献するハブとなることを、大変うれしく思います。DHLのグローバルネットワークと高度な物流技術を活かし、精密部品の厳密な品質管理やタイムリーな供給、現場ニーズへの対応を通じて、半導体産業を支えてまいります。今後もDHLサプライチェーンは、信頼性と環境への責任を両立した持続可能なサプライチェーンを提供し、日本の産業基盤を支えるとともに、お客様の成長と競争力強化に貢献してまいります。」
DHL千歳ロジスティクスセンターは、地上1階建て、延床面積約14,500平方メートル(約4,400坪)を有するマルチユーザー型の施設で、高度な物流ニーズに対して、柔軟かつ高機能なオペレーションを実現します。 また、サステナブルな特長として、施設およびオペレーションにおける再生可能エネルギーの活用に加え、雨水の再利用設備による水資源の有効活用や、エネルギー効率を高めるモーションセンサー付きLED照明などの設備・仕組みを備えています。
DHL千歳ロジスティクスセンターの竣工は、2026年末ごろを予定しています。