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ビデオで見るLCLの基礎

小口混載輸送をここから始めましょう


広く知られる「海上小混載輸送」通称LCLとは何でしょうか。この短いビデオでは、LCLの仕組みやビジネス上のメリット、航空輸送や海上輸送FCLとの使い分けについて説明します。 

それでは、LCLとは何か


LCLでは、お客様の貨物を他の荷送人の貨物と一緒に1つの海上輸送コンテナで輸送します。これは、あなたの同僚と職場まで同じ車に乗り合わせる「相乗り」のようなものです。相乗りによって、コストとCO2排出量の大幅な削減が実現するように、LCL輸送でも同様の効果が得られます。

LCLの概要については、こちらの記事をご覧ください。

LCLの仕組み


LCL輸送を行うには、船会社のコンテナのスペースを予約してくれる、フレイトフォワーダーまたは非船舶運航業者(NVOCC)と契約する必要があります。

  • 集荷:交渉条件(いわゆるIncoterms)に従って、フォワーダーがお客様の貨物を集荷するか、あるいは、お客様が出発地のコンテナ輸送ステーション(CFS)に貨物を持ち込みます。
  • 出発地のCFSにて:お客様の貨物は、輸出通関後、他の荷送人の貨物とともにコンテナに積み込まれ、出航します。貨物の安全のためには適切な積み込みと梱包が必要です。十分な経験と知識を持ったLCLプロバイダーを選ぶようにしましょう。
  • 仕向港にて:コンテナ船が到着すると、コンテナを仕向地の倉庫やCFSに移した後に開封し、お客様の貨物と他の荷主の貨物を仕分けます。この段階で、貨物の損傷や紛失がないことを確認することが重要です。
  • 配送:輸入通関手続き完了後、お客様に直接貨物をお届けすることができます。 

遅延の原因となり得ること、および荷物の到着に向けた準備については、特集記事をご覧ください。

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LCLのリードタイム:留意すべき3つのポイント


貨物の主要なマイルストーンは、セルフサービスツールを介して、オンラインで貨物を追跡できるようにする必要があります。可視化は必須ですが、ここでは貨物のリードタイムを理解するための3つのポイントをご紹介します。

  • リードタイムは輸送航路によって異なる。アジア圏内は最短で2~3日、アジアからアメリカやヨーロッパへの輸送には数週間かかることがあります。
  • リードタイムはFCLとは異なる。同じ海上輸送でも、LCLのリードタイムは、同じ航路のフルコンテナ輸送(FCL)のリードタイムより、一般的には3~5日長くなります。この時間の差は、コンテナへの貨物の積み込みと固定、および目的地での貨物の積み下ろしと仕分けに必要なものです。
  • ダイレクトサービスの方が早い。新しい市場への進出を支援してくれる、グローバルネットワークを持つパートナーを選ぶことが重要です。たとえばDHLは、45,000の倉庫にアクセス可能で、毎週2,800件のLCL輸送のダイレクトサービスを提供しており、お客様の貨物をお望みの場所に運ぶことができます。

迅速なサービスと、規則に準拠した書類の作成は、お客様の貨物が時間通りに目的地に到着できるようにするための最良の方法です。LCLの書類作成の詳細については、こちらをご覧ください。

LCLの利点:あなたのビジネスに役立つ理由


 
  • 費用を節約できる。LCLでは、使用するスペースの料金のみを支払うので、航空輸送やFCLと比較して、コストを節約することができます。
  • 在庫を減らし、キャッシュフローを改善する。LCLには毎週接続便があるため、大量発注を一度する代わりに、小口に分けて発注することができます。
  • より環境に優しい。LCLは航空輸送やFCLよりも環境に優しい輸送形態です。さらに、DHLでは、LCL輸送で生じるすべての二酸化炭素の排出を、持続可能な船舶用燃料を使用することによって、追加費用不要で相殺しています SBTi認定を取得されて いるお客様を対。

LCLの価格設定は有利ですが、海上FCLで慣れ親しんできた価格設定とは異なります。LCLのコストドライバーについては、こちらの記事をご覧ください。

LCLはどのような時に使用するのがベストか


LCLでは、航空輸送やFCLとほぼ同じ物品を輸送することができます。小さすぎず重すぎない貨物で、コンテナ1本分のスペースを必要としない場合には(一般的には10 トン / 20 CBMまで)、LCLとして扱うことができます。

LCLの場合、海上輸送に十分な時間をかけられるよう、事前に準備を進めることが成功への近道です。大量輸送を行わずに新規市場開拓や製品開発を進めたい場合に、LCLは強い味方となります。

航空輸送、FCL、LCLのどれを選択するのが最適かを知るには、DHLの詳細な記事をご覧ください。
 

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