海外発送の手続きは複雑で、難しく感じることがあるかもしれません。しかし、日本から韓国への発送も、確かな情報を持ち合わせた、信頼できる物流事業者に依頼をすることでスムーズに進められます。
この記事では、EC事業者が日本から韓国へ商品を発送する際に知っておくべき重要なポイントをご紹介します。新たな市場でのビジネス拡大を目指す企業でも、すでに国際配送を行っている企業も、効率的な発送のためにお役立てください。
韓国におけるマーケットトレンド
韓国のEC市場は、テクノロジーに精通した人口とデジタル技術の普及によって活況を呈し、着実に成長を続けています。その潜在力を示すいくつかの主要な統計データを見てみましょう:
Population
人口:5,177万人 (2023年)
Internet usage
インターネット利用率:93%¹
E-commerce share of retail sales
小売市場におけるECのシェア:18%²
- 予測されるEC市場の成長:2023年から2028年までのCAGR(年平均成長率)は2.7%³
- 予測されるEC利用者数:2028年までに4,530万人
- EC利用者の最大のデモグラフィック:20〜39歳
韓国で最も人気のあるECマーケットプレイス
2023年10月時点で、韓国における月間訪問者数(百万単位)に基づく主要なオンラインマーケットプレイスは以下の通りです:
- Coupang(クーパン):1億2,760万
- Naver(ネイバー):6,750万
- Gmarket(ジーマーケット):4,010万
- 11Street(イレブンストリート):3,750万
- SSG.com(エスエスジー・ドットコム):1,910万
韓国の消費者向けに商品の販売を計画しているのであれば、これらのプラットフォームへ出店することを検討しましょう。
韓国の商戦期
日本から韓国への発送:知っておくべきポイント
日本から韓国への商品の発送には、通関規制の確認、配送時間の見積もり、適切な配送サービスの選定が必要です。ここでは、プロセスを効率化し、荷物が迅速かつ安全に目的地に届くようにするためのポイントを紹介します。
発送準備:書類と梱包の基本
正確な書類作成は、スムーズな通関手続きにおいて非常に重要です。日本からの発送の際は、商品の詳細な説明、価値、及び輸出入統計品目番号(HSコード)を記載したコマーシャルインボイスを準備する必要があります。また、輸出申告書が必要となる場合もあります。韓国への発送前に、コマーシャルインボイスにすべての関連情報が正確に含まれているか、特に商品説明やHSコード、荷受人の情報(事業者のすべてに義務付けられている事業者登録番号を含む)を再確認してください。
荷物の適切な梱包も、安全に商品を輸送するために重要です。商品が損傷しないように、しっかりとした箱や梱包材に適切な緩衝材を使用して梱包してください。韓国では、特定の製品カテゴリに対して遵守すべき包装規制がありますので、それに従うことも忘れないようにしましょう。
例えば、リサイクル材料で作られた食品や飲料の包装材は、事業目的で使用する前に、食品医薬品安全庁(MFDS)による審査を受け、認証を取得する必要があります。これに違反すると、厳しい罰則が科されることがあり、場合によっては懲役刑や高額な罰金が課せられる可能性があります⁴。
通関手続き
日本と韓国の両国は、通関手続きを簡素化しています。日本の通関手続きでは、必要な書類を提出し、適用される輸出関税や税金を支払うことが一般的です。日本から韓国に輸出する際には、詳細な説明、HSコード、荷受人の事業者登録番号を含むコマーシャルインボイスなど、正確な書類を準備することが重要です。
一方、韓国の輸入通関手続きには、商品の評価、書類の確認、及び輸入関税や税金の徴収が含まれます。韓国政府は、通関手続きを簡素化し、処理時間を短縮するためのさまざまな取り組みを実施しています。また、地域的包括経済連携(RCEP)は、幅広い商品に対する関税を廃止または削減することで、両国間の貿易をより効率的にしています。
韓国では、農業や生態系を保護するために厳格な輸入制限や検疫要件があります。特定の果物、野菜、種子は禁じられており、特定の輸入許可証や植物衛生証明書が必要な場合があります。肉や家禽製品については、健康証明書や輸入ライセンスが必要となることがあります。同様に、化粧品や医薬品は成分制限やラベル表示要件の対象となることがあります。
常に最新の規制を調査し、動植物検疫庁や食品医薬品安全庁の公式ウェブサイトで確認して、通関での遅延や商品の押収を防ぐようにしましょう。
韓国への輸出について不明な点がある場合は、通関業者に相談するか、DHL Expressまでご相談ください。また、初めての海外発送が初めての方は「通関に関するアドバイス」をあわせてご参照ください。
韓国への輸入時の税金と関税
DHL Expressサービスのベネフィット
DHL Expressは日本から韓国への発送に対して包括的な海外発送ソリューションを提供しています。お急ぎの場合には配達希望時間を指定できるExpress 9:00/ 10:30 / 12:00サービスを選択できます。
強力なグローバルネットワークと国際輸送の豊富な経験を活かし、安全かつ迅速にお荷物を配送します。なお、追跡システムを使えば、荷物の配送状況をリアルタイムで確認できます。今すぐDHL Expressアカウントを開設してサービスをご利用ください。日本から韓国への配送ニーズに対して効率性、信頼性、シームレスな配達を実現します。