ピークシーズンに向けた販売計画では、受注予測、サプライヤーへの発注、信頼できる配送サービスの確保など、やるべきことが山ほどあります。しかし、すべてを自分だけで行う必要はないのです。
「定評のある輸送パートナーと提携することは、ネット通販で初めての購入を検討する海外の消費者にとって安心感を与えることができます。ウェブサイト上に”DHL”などの記載があると、コンバージョンにプラスの影響を与えることがあります。」
- Ben Mclean(DHL Expressアラブ首長国連邦、EC事業責任者)
物流におけるAIは急成長中のトレンドであり、このピークシーズンの業務時間とコストを節約するために取り入れるべきです。在庫管理から商品をお客様の手元まで届くまで、AIがどのように一連の業務を最適化できるかご覧ください。
「物流ならびにラストマイル配送におけるAIの活用」の記事もご覧ください。
顧客維持率(リテンションレート)を高める鍵は、お客様一人ひとりのために設計されたサービスを提供することです。過去の購入履歴や閲覧履歴などの購買行動データを活用することで、各個人に対してこのセールシーズンに優れたコンテンツや体験を提供することができます。例えば、独自の好みに合わせてカスタマイズされた商品ガイドを提供したり、以前閲覧していたサイトにある特定の製品の割引クーポンを送付したりするといった方法が考えられます。
消費者対するサービスとして、送料無料は圧倒的な強みになります。事実、60%以上の消費者は送料無料の特典がないショップからは購入しません1。Eコマースの配送コストはスタートしたばかりのEC事業者にとっては懸念事項ですが、例えば商品価格に織り込むことなど送料無料による負担を相殺する方法が見つかれば、売上増加への施策になるかもしれません。
「収益性の高い市場に新たに参入するにはどうしたらよいかと、よく聞かれます。自信を持って海外に市場を広げるために、安心して任せられる物流パートナーを活用し、輸送ツールや海外市場の情報を入手することをお勧めします。」
- Rachel McGarry(DHL Express・アメリカ、 EC事業責任者)
「セールシーズン中には、消費者と明確かつオープンなコミュニケーションをすることが不可欠です。配送遅延の連絡ほどがっかりすることはありません。そのため、いつまでの配送を保証できるのかを、販売時に明確に伝えることを大切にしてください。」
- Leendert van Delft(DHL Express 本社、セールス・プログラム バイスプレジデント)
「リピーターを獲得するための戦略として、購入者のユーザーエクスペリエンスを優先するようアドバイスしています。DHL Expressのオンデマンドデリバリーを使用すると、購入客は配送日時や配達場所をフレキシブルに選択でき、輸送状況の正確な追跡も可能になります。オンライン決済のタイミングでこの機能を提供すれば、コンバージョン率向上につながるでしょう。」
- Rachel McGarry(DHLエクスプレス・アメリカ、EC事業責任者)
ネット通販において返品は、事業者にとってとても大きな手間ですが、残念ながらなくなることはありません。一方で、シームレスな返品管理システムを構築すれば、返品処理を迅速に行えるため、スムーズな返金など顧客体験を向上させることが可能になります。より安定した返品サービスの実現には、トラブルを最小限に抑える、リバースロジスティクス戦略もご検討ください。
詳細については「EC事業者が海外発送で陥りやすい失敗やトラブルとは?」の記事もご覧ください。
ECにおいて商品を届ける物流事業者は、消費者がブランドと物理的に接触する唯一のポイントとなるため、慎重に選択するべきです。スピードだけでなく、海外発送の専門知識、確実な配送は、購入者に対し安心を確約するための最優先事項となります。
EC事業者である読者の皆様にとって、ピークシーズンが間近に迫り、検討すべきことが山ほどあることは承知しています。でも、心配はいりません!ピークシーズンにおける、販売と物流に関するチェックリストを用意しました。このチェックリストで、お客様のビジネスがあらゆるチャンスを逃さないよう万全の準備を整えてください。
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