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米国デミニミスルール撤廃 | 越境EC事業者への影響と対応策

更新日:2026年6月15日
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2025年8月29日以降のデミニミス(De Minimis: 非課税基準)ルール廃止で、米国配送に影響?返品・遅延リスクを回避する方法

「デミニミス(De Minimis)」とは、ラテン語で「ごくわずかなことについて」を意味する法律用語で、「取るに足らない少額には法律を適用しない」という考え方を指します。この概念は米国に限らず、世界各国の税関・貿易制度で広く用いられています。

米国においては、このデミニミス(De Minimis: 非課税基準)の考え方に基づき、800ドル以下の輸入貨物に関税・消費税を免除する仕組みが設けられてきました。越境EC事業者にとっては、小口輸出のコストを大幅に抑えられる重要な制度として長年活用されてきました。

しかし、この制度は2025年8月29日より廃止となり、すべての輸入貨物が課税対象となります。そのため、EC事業者様には送料計算や顧客対応の見直しが必要になる可能性があります。

遅延なくEC荷物をアメリカへ届けるためのヒント

 

HTSコードを正しく記載


正しい10桁のHTSコード(Harmonized Tariff Schedule Code:米国関税分類番号)の記載は、米国向け輸入申告において重要な要件です。2025年8月29日の米国デミニミス制度終了により、これまで輸入申告が不要だった800米ドル以下の貨物についても、ACE(Automated Commercial Environment:米国税関の電子通関システム)を通じた輸入申告や、適切なHTSコードの選定が求められるようになりました。

HTSコードは、輸入される商品の種類を分類し、適用される関税や各種規制を判断するための重要な情報です。正確なHTSコードを記載することで、関税計算が適切に行われ、受取人への請求や通関手続きも円滑になります。

一方で、HTSコードの誤りや記載漏れがある場合は、追加情報の提出や内容確認が必要となり、通関の遅延や予期せぬコストの発生につながる可能性があります。米国向け貨物を発送する際は、事前に商品の分類を確認し、正しいHTSコードを記載することが重要です。

DHLでは無料の通関情報ポータル、「マイグローバルトレードサービス(MyGTS)」を利用することで、HTSコードの自動チェックや推奨コードの提案を受けられ、デミニミス(De Minimis: 非課税基準)ルール撤廃後も安心して米国配送が可能です。

 

*知っているようで知らない、HSコードとHTSコードの違いとは?

 

DHL Expressの
MyGTSが
通関手続きをサポート。

MyGTS ユーザーガイドはこちら

受取人情報を正確に記入

運送状およびインボイスには、受取人(米国購入者)の 携帯電話番号(ショートメールを確実に受信いただくため、携帯電話番号の明記をお奨めします)・Eメールアドレス を必ず正確にご記入ください。

 

関税支払いは受取人負担が原則

関税は原則として受取人が負担します。支払いが遅れると配送遅延につながるため、正確な情報を記入いただくことで、受取人へ 関税の請求書や支払いリンクを迅速に送付可能 です。
また、アメリカの消費者は「税金支払いが必要」だと認識していないケースも多いため、ECサイト上で事前に周知すること が重要です。

 

関税支払い方法について:DHLはDDPもDDUどちらにも対応

DHLでは、配達先の国で発生する関税を、以下のどちらでも対応しており、ビジネス運用に合わせて柔軟に選択できます。

 

  • 発送人負担(DDP:関税込み持込渡し)
  • 受取人負担(DDU:関税抜き持込渡し)

 

※一部の物流会社ではDDPのみ対応となる場合があるため、サービス選択時にはご注意ください。

 

DDP(Delivered Duty Paid)の場合:

  • 発送人が配達先の国で発生する関税・税金を全額負担
  • 受取人(購入者)は追加費用なしで荷物を受け取れる
  • 輸入手続きもスムーズに進むため、受取人の利便性が高い
  • DHLのオプショナルサービス「現地税金元払い請求*(Duty Tax Paid)」の詳細はこちら
    *ご利用には別途手数料がかかります

DDU(Delivered Duty Unpaid)の場合:

  • 発送人は配送費や輸送の責任は負いますが、配達先の国で発生する関税・税金は受取人が負担
  • 受取人が税金を支払わないと荷物を受け取れない場合がある
    • 受取人は米国内でDHL ExpressのBillingチームに直接連絡し、関税を支払うことも可能です。アメリカの受取人には、この連絡先を案内してください。
      US Billing直通(国内専用):1-800-722-0081
  • EC事業者にとっては、関税分を前払いする必要がないため、キャッシュフローやコスト管理の面でメリットあり

DHL Expressがサポートできること

  • アメリカ宛て配送で豊富な実績(全米主要都市に翌日~2日配達)
  • 通関の専門知識でスムーズにお届け
  • リアルタイムの追跡とカスタマーサポート
  • 多彩なEC事業者向けソリューション

 

スムーズに対応できない場合、荷物が遅延・返品されるリスクがあり、返品時には 返送料が事業者負担 となる可能性があります。早めの対策をおすすめします。

DHL Expressは、世界中のお客様に最高の配送体験をお届けすることで、ECビジネスの成長を全力でサポートいたします。 ビジネスチャンスを逃さないために、今こそDHLでのアメリカ向け配送をご検討ください。

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